大人アトピーの治し方―腸はデトックスと免疫の要だ!ピカピカにしてあげよう
こんにちは、シシです。
今日も来てくれてありがとうございます。
さあさあ。
今回はアトピーと腸の関係について書いていきますよ。
以前の記事で、
私が大人アトピーを自分で治したときに取り組んだ食事法の重要ポイントは
- タンパク質・脂質を十分量摂る
- ビタミン・ミネラルを十分量摂る
- 糖質(特に砂糖)を出来るだけ減らす
+ - 腸の状態を改善する
ということを紹介しました。
↓この記事↓
今回の記事では、この重要ポイントの中の
「腸の状態を改善する」という項目について、
- なぜアトピー改善に腸の改善が効果的なのか
- 腸の状態を改善するためにはどういうことをすればよいのか
を詳しく紹介しますね。
現時点で
- 栄養摂取良好なのに、アトピー症状が地味に残っている
- 排便に難あり(下痢・便秘、ガスが溜まる、便の状態が良くない)
- おならが良く出る
- おならや便が臭い
などを自覚している場合は、腸の状態があまりよくないと思われます。
これを改善できればアトピー症状も緩和できる可能性大です!
(もちろん、他の栄養摂取が十分であるという前提です)
ぜひ、参考にしてみてください。
ちなみに、上に示した食事の重要ポイント
「タンパク質」「脂質」「糖質」「ビタミン」「ミネラル」
については以下の記事で紹介していますので、
ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
なぜ腸の状態を改善するとアトピーに良いのか?
私が大人アトピーを治した食事法の重要ポイントは
- タンパク質・脂質を十分量摂る
- ビタミン・ミネラルを十分量摂る
- 糖質(特に砂糖)を出来るだけ減らす
+ - 腸の状態を改善する
だということを紹介しましたが、要するにやっていることは
- 体の機能を正常に動かすための栄養摂取をする
- 排毒(デトックス)を促進する
ということになります。
腸の機能の正常化は、2点目のデトックスに深く関わっています。
なぜなら腸は
免疫細胞の約70%が存在しているし、最大の排出器官だから
です。
腸の機能が乱れると免疫機能も乱れ、体内の毒もうまく輩出されずに
体内にとどまり体中を巡ります。
その毒を無理くり肌から排出しようとして炎症を起こしているのがアトピーというわけです。
※皮膚はデトックスをしてくれる排出器官でもあるのです。
通常は汗や皮脂を出すことでデトックスしています。
ですから、腸内の状態を改善してうまく毒を排出できるようにしてあげれば、
アトピーや他のアレルギー的症状も解消する、という流れなんですねー。
腸が乱れているとはどのような状態か
では、腸が乱れている(機能が正常でない)とは、
具体的に腸でどういうことが起こっているのかを見ていきましょう。
腸内細菌のバランスが悪い
よく聞くこととは思いますが、
腸内には善玉菌と悪玉菌が存在していて、
これらの数や比率がうまくバランスしていれば
腸はとても元気に本来の能力を発揮してくれます。
それはもう、聖蹟の臼井先輩バリのディフェンス力で
体を守ります。
ところがこの腸内細菌のバランスが崩れて善玉菌が減り悪玉菌が増えると、
腸の免疫機能が低下してしまうことが分かっています。
<腸内細菌のバランスが崩れる原因(例)>
- 乳酸菌や食物繊維の摂取量が少ない(善玉菌の減少)
- 肉などの動物性たんぱく質を消化能力以上に食べ過ぎている(悪玉菌の増加)
- アルコールやたばこをよく摂取している(悪玉菌の増加)
- 夜更かしや緊張している時間が長い、ストレスが多い
(腸の動きの低下→便秘→悪玉菌の増加) - 生活が不規則(腸の動きの低下→便秘→悪玉菌の増加)
- 運動しない(腸の動きの低下→便秘→悪玉菌の増加)
リーキーガットになっている
健康な腸の場合、
身体に必要なものは取り入れ、必要ないもの・有害なものは排出するという
神的なバリア機能が備わっています。
それが、外界からの様々なストレスによりバリア機能が低下して
腸そのものが炎症を起こしてしまったり、
やられた腸壁から有害な物質
(未消化たんぱく・菌・ウィルス・重金属・化学物質など)
が体内へ侵入して血液に乗って運ばれ、
体のあちこちで炎症を起こしたりして色んな不調として現れることがあります。
肝臓や腎臓は侵入した有害物質どもの処理に追われ、疲れ、免疫力が低下します。
これがリーキーガット(腸もれ)症候群です。
腸の不調は全身の不調となりうるわけです。
ホラーですね。
イメージとしては、腸内環境の悪化の成れの果て、といった感じです。
<リーキーガットになる原因(例)>
- 食べ物(消化が得意でないもの。人によって異なる)
- 生活習慣の乱れ
- 薬(痛み止め、抗生物質、ステロイド剤、ピルetc)
- 精神的ストレス
- 腸内細菌バランスの崩れ
自分の腸の状態がヤバいかどうかは、体からのお便りをよく読もう
じゃあ、実際に自分の腸が上記のようにヤバい状態なのか?
というのはどうやって知ればいいんでしょうね?
簡単な方法がありますよ、奥さん。
体からの毎日のお便りをよく読むことです。
自分のうん子さんを、よく観察しましょう。
冒頭で書いたように、
- 栄養摂取良好なのに、アトピー(アレルギー)症状が地味に残って消えない
- 排便に難あり(下痢・便秘、ガスが溜まる、便の状態が良くない)
- おならが良く出る
- おならや便が臭い
などを自覚している場合は、残念ながら腸の状態があまりよくないです。
逆に腸が元気バリバリだと、
- 便の色が明るい茶色で、バナナ状の形をしている
- 便秘・下痢がない
- おならが少ない
- 便やおならが臭くない
- お腹が張らない
- 排便後すっきり感がある(残便感がない)
- 大体決まった時間にもよおす
な感じです。
わお。わかりやすい。
もし、
あー自分の腸やられてるかも、、
とわかったら、次項で紹介する腸の改善方法を試してみてください。
腸内環境の改善方法
腸内環境改善のためにやるべきことは以下の6点です。
- 砂糖をやめる。糖質をやめる。
- 消化が不得意な食品をしばらくやめる。
- 一旦プロテインをやめてアミノ酸を摂る。とくにL-グルタミンを摂る。
- ビタミン・ミネラルを摂る。
- 食事と一緒に消化酵素のサプリメントを摂る。
- 発酵食品や食物繊維を積極的に摂る
あらあら。
私がこれまで紹介してきた「アトピーを治す食事方法」と
めっちゃかぶってますね。
それだけ体の健康にとっては本質的ってことですね。
プラスアルファで腸修復のフォロー的なことをしてあげるイメージです。
以下、各項目について説明します。
1.砂糖をやめる。糖質をやめる
「糖質をできるだけ減らす」の記事でも書きましたが、
糖質は「糖化」によってタンパク質を変性させて壊します。
↓「糖質をできるだけ減らす」の記事↓
腸壁はもちろんタンパク質ですから、糖化の影響を受けます。
あと、リーキーガットの原因の一つとしてカンジダ菌の増殖があげられるのですが、
あいつらのエサが糖質なんですよねー。
兵糧攻めにする意味でも効果的。
2.消化が不得意な食品をしばらくやめる
食べたら体やおなかの調子が悪くなるなー
とわかっている食品があるならば、2週間ほど完全除去しましょう。
わからない場合は、
小麦(グルテン)・乳製品(カゼイン)・卵(特に生卵)・豆類(特に大豆)・酵母など
アレルギーの主な原因となりうる食品をやめましょう。
また、食品添加物が多く含まれる加工品や野菜の農薬も避けたほうが回復は早いと思います。
腸が元気になってちゃんと排毒できる体になれば
アレルギーも起きなくなりますから、それまでの辛抱です。
みんな大好き期間限定。
3.一旦プロテインをやめてアミノ酸を摂る。とくにL-グルタミンを摂る。
アトピー体質を改善するにはタンパク質の摂取が重要ですが、
アレルギー症状持ちの場合やリーキーガットの場合、
元々消化能力が弱っていることが多いです。
体が元気になるまではプロテインよりアミノ酸を摂取するとよいでしょう。
アミノ酸はプロテインを消化した末にできる物質なので、
自分で消化しなくて良くなるってことですね。
消化器官の負担を減らせますし、炎症のもとになる未消化タンパク質の発生を抑制できます。
アミノ酸はEAA(必須アミノ酸)のサプリメントがおすすめです。
1日1gから徐々に増やして慣らしましょう。
また、ビタミン・ミネラルの十分量摂取が前提です。
もともとプロテインが苦手だったり苦しかったりするならば、
タンパク質の摂取は普段の食事のおかず+EAAで補給してOKです。
が、体調不良を感じない程度の摂取量にしましょう。
そして、アミノ酸の中でもL-グルタミン(notグルタミン酸)は胃粘膜や腸粘膜の修復に大いに活躍してくれます。
必須アミノ酸ではないので他のアミノ酸から生成しますが、
それじゃ足りないので個別にがっつり摂りましょう。
4.ビタミン・ミネラルを摂る。
以前の記事でも紹介しましたが、ビタミンやミネラルは
体を修復したり免疫機能を調節するのに
とても大事な栄養素です。
しっかり摂りましょうー。
5.食事と一緒に消化酵素のサプリメントを摂る。
これは3と考え方は似てて、
毎日の食事と一緒に消化酵素を補給してあげることで
胃腸の働きを助けてあげましょう。
6.発酵食品や食物繊維を積極的に摂る
発酵食品には、乳酸菌をはじめ腸内環境を良くしてくれる善玉菌が
たくさん含まれています。
また、食物繊維は
- 善玉菌のエサになる(主に水溶性食物繊維)
- 便の嵩を増したり腸の蠕動運動を促したりし、便通を良くする。(不溶性食物繊維)
- 糖質の吸収を緩やかにし、血糖値の上昇を緩やかにする(水溶性食物繊維)
などなど、うれしい効果がたくさんあります。
ただし、発酵食品や食物繊維は相性の個人差が非常に大きいです。
それぞれまずは少しずつ食べてみて、おなかの調子に違和感が出るようなら
別の食品に切り替えましょう。
<おすすめ発酵食品>
納豆、味噌、チーズ、ぬか漬け、キムチ、ヨーグルト、甘酒(糖質に注意) など
<おすすめ食物繊維>
- 不溶性:大豆、小麦ふすま、穀類、玄米、ごぼう、きのこ など
- 水溶性:海藻類、芋類、キャベツ、大根 など
まとめ
腸内環境を良くするとアトピーも改善するよ!というお話をしました。
軽くまとめると
- 腸によるデトックス機能を高めることで、皮膚からの過剰なデトックスを減らせる(アトピー軽減)
- 状態が悪い腸では、腸内細菌のバランスが悪化している
(善玉菌↓ 悪玉菌↑) - リーキーガット(腸漏れ)状態になると、毒が体中を巡り、アトピーなどの体の不調に表れる
- 自分の腸の状態を知るには、便の様子を観察すると良い。
- 腸の状態を改善するには、アトピー完治食事法+腸の修復フォロー
です。
私も腸の状態を意識するようになってから、
とどめと言わんばかりにアトピー症状がみるみる良くなっていきましたよ。
あなたもうん子さんのお話をよく聞いて、
ぴかぴかの腸にしてあげましょう!
では、今回はこの辺で失礼しまーす。